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囲碁入門指導法『寝屋川メソッド』④
『寝屋川メソッド』のまとめ
●囲碁入門で教えることは、次の基本ルールのみ。
③ 石はタテ・ヨコ全てを囲むと取れる
④ 黒白交互に打つ
⑤ 石を置く場所
そしてもっとも重要なことは次の2つです。
① 地のイメージ
② 地が多い方が勝ちというルール
①~⑤の順番にしているのも
③④⑤から教えると
囲碁は石を取ることが良いことだと誤解させてしまうからです。
●石取りは4路盤で。地取りは5路盤で教える。
囲碁入門で本当に教えなければいけないのは
ルールではなく、囲碁というゲームの概念です。
そのためには、地取りをしている中で
石取りが発生するということを教える必要があります。
そこで石取りと地取りが結びつく4路盤と
地取りのイメージができる5路盤に分けて教えるのが良いでしょう。
●そして6路盤へ
4路盤、5路盤でこの2つの概念を理解すれば
6・7・9・13・19路盤は、ただ広さが違うだけになります。
5路盤を卒業したら、もう囲碁が打てます。
本当の10級ではありませんが、囲碁が何かを分かって打てている状態。
これが10級の理解度です。
6路盤から順に、アタリに気づくかどうかなどの戦いにも慣れていくことで
そのまま囲碁人生がスムーズに続いていきます。
その過程で、教えなくても困らないこと(入門時に教えてはいけないこと)を
除々に教えていくのが良いでしょう。
これも必要になったら教える。というスタンスで
相手が困っていないのに教えてはいけません。
あくまで重要なことは、教わる側が楽しめているかどうかです。
楽しめているのならそれで良いのです。
最後に、私が入門指導の時に意識していることもまとめておきます。
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